|
人種偏見は持っていないつもりですが、多民族国家シンガポールに限って言うと、動物の嗜好に関する人種的傾向は否めない感じがします。
人口の14%弱を占めるマレー系は、イスラム教を信仰する人が圧倒的に多く、宗教上の理由から犬はご法度。鼻が濡れているから、というのが主な理由らしいです。犬を嫌うと言うより、怖がる人が多いように感じます。対照的に、イスラム教の傾向として、猫好きの人が多いように見受けられます。
人口の8%強を占めるインド系のうち、イスラム教徒はマレー系と同じく猫好きが多いようですが、 イスラム教徒以外は、動物の嗜好に関しては比較的ニュートラルな印象があります。インド系の多
くを占めるヒンズー教徒は象を尊重し、犬や猫に対しては個人次第、といった感じですね。
そして最大派、人口の約76%を占める華人(中国系)は、どーも余り動物好きとは思えません。強いて言えば、小型犬、小鳥、金魚、鯉が好まれる程度。経験上で言わせてもらうと、猫嫌いはとても多く、不潔がる人や逃げちゃう人もいます。
もちろん個人差も大きく、犬好きなイスラム教徒や、猫好きな華人もいます。ただ、犬派のイスラム教徒や猫派の華人って、あくまでも少数派だと思いますが。
さて、イスラム教の信者になぜ猫派が多いのかと言えば、宗教的な理由が大きいようです。
イスラム教には、「猫を大事にせよ」という教えがあるそうです。パレスチナには「嫁にもらうなら猫のような嫁が良い」という言葉もあるそうですが、“猫のような嫁”ってどんな人かしらん?
イスラム教徒の知人によれば、イスラム教の教えには、「猫は汚れなき生き物。猫にエサを与えた女性は天国に行った」という一説もあるとか。
この教えが理由とは思いませんが、イスラム教徒の友人Sなぞ、毎晩30匹以上の野良猫にエサをあげ続けています。そのエサの量たるや、ネコ缶(大)10缶、カリカリ(ドライフード)小2袋というからスゴイッ
! これ、1日の量です。あと自宅には、10匹の拾った元野良猫たちがいます。
庶民の彼にとり、このエサ代の負担は大変だと思うのですが、日々のエサだけでなく、ケガをした野良の医療費も負担。また、エサやり場にある懇意のコーヒー店に、風邪薬、ビタミン剤、目薬、軟膏などを常備している万全ぶり。
自分は質素な食事をしながら(この人、ホントに自分の生活にはお金をかけてない)、「野良猫は非力だからね、誰かが世話をしてあげんと」と語る彼を見ていると、思わず尊敬の念が湧いてきちゃいます。人間と動物との、本来あるべき姿を見るような……。
個人的には、動物好きと言っても、種類や血統にこだわってペットショップなどで動物を買うのではなく、道端にいる野良犬や野良猫に愛情を注ぐ人間、動物の殺処分撤廃を目指す人間でありたいと思っています。
その意味で、シンガポールのマレー系人には同輩が多いですね。自分は無宗教だけれど。
.gif)
Copyrights(C)動物らんど All Rights Reserved.
|
.jpg)
さくら、行かにゃ〜で! (C)Naomy
.jpg)
許して、モスクに行ってみたいのっ!(C)Naomy

そして…モスクでさくらを
待ち受けていたのは…

ワタシ、さくらの妹ヨ。
姉チャン、会いたかった…(涙) |