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ある日、テレビを見ていて、ぎょっとなってしまいました。
たまたま野生のカバの生態を紹介する番組を放映していたのですが、陸に上がったカバの体表が、 どうも赤く変色していったように見えたのですっ!
野生のカバは昼間は川の中で眠ったり泳いだりして、夜間に草を食べに陸に上がって来るため、その場面は、夜に撮影されたものでした。
だから、今ひとつ鮮明にはわからなかったのですが、画面に近づいて見ても(ド近眼なんです…)、やっぱりカバの体がちょっと赤く見えるのです。
カバの体って、もともと濃い茶色っぽいと思うのですが、それにしても何だかヘン……。まさか大ケガをしたのか? とも思ったのですが、どうもそんな感じではなくて、いたって健康そう。
悩んでいるうちに、次のシーンへと画面は変わってしまい、ナゾはナゾのままで終わってしまいました。
う〜む、何だか妙に気になる……。
その数日後、シンガポール動物園の飼育係りだったという方と、たまたま話す機会がありました。彼の動物園の思い出話を聞いているうちに、ふと、赤く見えたカバのことが頭に浮かびました。
「あのう、実は、先日テレビを見ていた時、陸に上がったカバが映っていたんですが、なぜか赤っぽく見えたんですけど……」。おずおずと尋ねてみました。
「えっ、カバの色? よく気がつきましたね?」
ん? カバって赤かったっけ?
「カバって大変な汗かきで、陸に上がると、全身汗びっしょりになるんですよ。かいたばかりのカバの汗は人間と同じように透明だけれど、空気に触れるうちに汗に含まれている色素が赤く変化します。カバの汗って、どんどん赤く変わっていくんですよ。日中は水の中にいることが多いから、余り知られていませんが」。
な〜るほどね! そう言えば、カバって体格いいもんね、だから汗っかきなのね!
「いやいや、カバが汗をよくかくのは、太っているからじゃありませんよ。皮膚が乾燥してボロボロになってしまわないように、汗を大量にかくことで、陸上でも皮膚を濡れた状態に保っておくんです」。
え〜っ! 奥深いのね、カバの汗って。
☆ ☆ ☆
ところで、シンガポール動物園は英国のロンドン動物園と同じく、世界でも珍しいオープン型動物園として有名で、シンガポールの定番観光スポットでもあります。
通常、観光スポットの定番と言うと、イマイチ面白味に欠ける場所が多いですが、この動物園は、 動物好きなら見逃せない、お勧めスポットです。
一部の猛獣を除いて、極力檻を排除し、動物たちは敷地内を思い思いに闊歩。百獣の王ライオンも、人間の通路と小さい水堀で仕切られている広々とした陸地を、堂々と動いています。
動物園に隣接するナイト・サファリは、夜行性動物を集めた、これまた珍しい夜間動物園。夜の観光にお勧めです。
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むふふ、ワシらの実態? さてね…

なぜに赤くなるのか教えてしんぜよう。
でも、眠いよ〜ん。

かあちゃ〜ん、見てみて!

赤さのヒミツ? ちょっと待って。
先ずはおねんね。ZZZ

起きろぉ〜!わらわら…
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