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動物と癒しと言えば、すぐ犬を思い浮かべます。
犬にまつわるエピソードは枚挙に暇がありません。
人と犬との交流を描いたノンフィクションも、多数出版されていますね。
数多い犬系ノンフィクションの中で、“学校犬クロ”の存在を紹介しているのが、数年前に評判になった『学校犬クロの一生』(作・今泉耕介、ハート出版)です。お読みになった方も多いでしょう。
“学校犬”とは聞き慣れない言葉ですが、この本は、子供にも大人にもお勧めしたい、人と犬のクロとの触れ合いを描いた実話です。“癒し“の枠を超え、言葉では表せない感動を伝えてくれるストーリーです。
滅多なことでは涙を流さない、早い話がカワイゲのないワタクシが、静かに涙をボロボロ流しながら読みました。
☆ ☆ ☆
舞台は北海道札幌市にある盤渓(ばんけい)小学校。
ある日、登校途中の3児童が捨てられていた子犬2匹を発見します。(それにしてもイカンですよね、動物を捨てるなんてっ!)
取りあえず学校で保護してもらい、2匹のうちオス犬は6年生の家庭へ引き取られることに。残るメス犬、いつの間にか「クロ」と名づけられた真っ黒な子犬は、なかなか引き取り手が見つかりません。一時は、クロの動物収容所送りまで検討されました。
子供たちはクロの動物収容所送りを止めるよう懇願、先生方も協議を重ねます。最終的に校長先生が6つの条件を示し、生徒たちがきちんと世話をするなどの条件で、クロを同校の飼い犬にすることが決定されました。
学校犬クロの誕生です。
そして10年。子供たちに愛され、毎日子供たちを見守ってきた学校犬のクロは病に冒され、大好きだった林の中で息を引き取りました。
子供にとっても先生にとっても、長年の友だった学校犬クロの喪失感は大きく、クロの石像を建てようという声が上がりました。校長先生が寄付を集め、クロの石像を建立しました。
クロは今も、盤渓小学校の学校犬として、子供たちを見守っています。石像の隣には、こんな小さな石碑も建てられました。
学校犬 クロ
1989−1999・4
ある日
学校に来て
その日から
ともにしたしみ
みんなに愛され
多くの子供の心を
ささえた 黒い犬
☆ ☆ ☆
この小学校に通った子供たちは、とても幸せですね。
学校犬クロと育った子供たちは、人間との触れ合いでは得られない、大切な心の糧を得たと思います。
頑張ってクロの世話をした子供たちも、子供たちの意を汲んで、学校の飼い犬にすることを認めた先生方も、本当にすばらしい。そして、捨てた人間へ恨みを持つことなく、命を助けてくれた人間への恩を忘れず、人間の心に多くの感動をもたらしたクロは、神様からの贈り物だったのかもしれません。
学校で犬を飼うことは、決して容易なことではありません。その大変さを承知しつつも、子供たちの熱意に応え、敢えて飼育を認めた先生方は、本当の意味での教育者だと思います。
そして、人々の気持ちを理解し感謝していたであろうクロは、これからもずっとずっと、永遠なる学校犬として、天国から盤渓小学校を見守っていくでしょう。
それにしても、この本を読んだ時は、涙腺がメチャクチャ緩んでしもうた……。
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クロも、拾われた頃は
こんなだったかも…

クロと同郷、道産子だワン!
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オイラも道産子。おっと
野生のヒグマの子供だよん。
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砂浜にそよぐクロ毛〜♪

これぞ、クロビカリ!

アタイもクロ、じゃないチャだった…
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