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★オノマトペが豊富な日本語
「昨日は一日中、雨がしとしと降っていたね」
「でも、先日のざんざん降りに比べれば、まだいいよ」
「あれ、またぽつぽつ降り始めた」
「ほんとだ。おっ、ざあざあ降りになりそうだ」
日本語って、オノマトペ(擬音(声)語・擬態語)の表現が豊かですね。雨が降る表現ひとつを見ても、ぽつぽつ、ぱらぱら、ぽつりぽつり、しとしと、ざあざあ、ざんざんと多彩です。
日本語の特徴のひとつに、オノマトペの豊富さが挙げられます。欧米言語に比べると、3〜5倍もあるとか。
(余談ですが、“オノマトペ”って言葉、語感がユニークだと思いません?)
シンガポールで暮らし始めた当初、驚いたことのひとつは、大半の人々が複数の言語を操ることでした。中国語の方言も含めると、ほとんどの人が3言語以上を操っているんです。
日本語以外、自信を持って喋れる言語を持たない身としては、当初は羨ましく思いました。
今も、マルチリンガルな人々を羨ましく思うけれど、それはそれとして、私のような平凡な日本人にも、日本語話者としての利点があるんだと思えるようになりました。
日本では、どんな学問も日本語で学べるし、どんな話題も日本語で意のままに語ることが出来るし、どのような命題も、日本語で深く思考することが出来る。これって、日本人にとっては当たり前のことだろうけれど、すごいことです。
ただ、日本語表現がちゃんとあるのに、やたらと英語モドキのカタカナ言葉を使う風潮には疑問を感じちゃいますね。例えば、どーしてエントランス(入り口)、スーベニア(お土産)、ソールドアウト(売り切れ)、コラボ(協力、合作)って言うのかなあ……。母語は大切にすべきじゃあ、と思っとります。
日本語に限らず、どんな言語にも特徴があります。日本語の特徴のひとつに、オノマトペが挙げられるでしょう。
★擬声語−動物の鳴き声表現
豊富なオノマトペは、日本語ならではの繊細な表現方法のひとつ。オノマトペには、動物の鳴き声表現である擬声語もあります。あれって、言語によって表現が違うんですよね。
日本では「ワンワン」でお馴染みの犬の鳴き声は、英語では「バウワウ」、韓国語では「モンモン」! モンモン吠える犬って、どんな犬だろう……。
オノマトペは、時代によっても変化します。犬の「ワンワン」は江戸時代から使われ始めたようで、室町時代には「びょう」と表記されていました。
オノマトペに関しては、英語式を踏襲することが多いシンガポールでは、豚の鳴き声も英語式に「オインオイン」と表現しています。この表現は妥当なんですが、一方で「オインオイン」は豚の専売特許でない気がします。
雨季のあるシンガポールでは、雨上がりにカエルの大合唱を耳にすることがあります。
シンガポールのカエルは、日本のアマガエルとは種類が違うのだと思いますが、彼らの鳴き声も「オインオイン」と聞こえるんです。何度聞いても低音でしぶ〜い「オインオイン」。「ケロケロ」とは程遠い鳴き声です。
豚もカエルも「オインオイン」と鳴くような。ここ南国では、豚もカエルも鳴き声が同じなのか? と未だに悩んどります。
★鶏の鳴き声はアアア?
ところで、英語のオノマトペの一例として、鶏の鳴き声が「クックドゥードゥルドゥ」と表現されますね。アレはどうもピンと来ません。やっぱりアレは「コケコッコー」と元気良く言っていただきたいっ!
試しに、各国語の鶏の鳴き声表現を調べてみました。
中国語:地方により「コッココー」や
「ゲル ゲル ゲル」など
韓国語:「コッキョーココ」
タイ語:「エッイッエッエッー」
インドネシア語:中部ジャワ地方「ククルユッ」
ベトナム語:「アアア アアア」
フランス語:「ココリコ」
イタリア語:「キッキリキー」
ロシア語:「クカレクー」
それにしても、各国ずいぶん違うなあ……。それぞれの言語は発音が違うから、オノマトペが違うのも当然なんですが、ノリと言いましょうか、リズム的には似たものを感じます。
面白いことに、動物の鳴き声表現に関して言えば、誰しも母語のオノマトペだけがピンと来るようで、他言語のオノマトペを聞くと、みんな爆笑するんです。
かく言う私も、豚はやっぱり「ブーブー」、カエルと言えば「ケロケロ」です、「オインオイン」じゃなくて。
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ワシら、やっぱ「メェ〜」でどーよ?

ウチらの声、「ケロ」とは限らんのよ。
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ぶーぶー? オインオイン?
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びょ〜う??
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日本男児たるもの、コケコッコー!
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ほほ、ワタクシども、
フレンチマドマアゼルたるもの、
ココリコざますわ。

コケでもココでもにゃんでも
いいから寝せてくれぃ |